2014 April

Tokyo

 
 
4月の前半は和光での「15周年記念展示会」、沢山の懐かしい顔にお会い出来 て本当に嬉しく思っている。久しぶりの国内出張で久しぶりの大自然。 街の洗 練も好きだけれど、大自然も必要な私。グルーミーなお天気でも山々の美しさは 格別。羽田空港は大雨で着陸してもなかなか降りられな い・・・。

 

Tokyo

 
 
東京都美術館へ「バルティユス展」の内覧会へ伺う。リニューアルして美しく なったこの美術館、周りも整備されて緑に囲まれた環境も素晴らしい。大 勢の 知り合いに再会も嬉しく、久しぶりに豪華なオープニン グ

 

Tokyo

 
 
 
麹町にあるB出版社のラウンジに伺う。昔取材でご一緒した編集者のU氏も今で はすっかり要職に就かれて。お喋りの内容もずいぶん変わり、時の流れ を感じ る。菊池寛の銅像のあるこのラウンジでずいぶんいろいろなことを話して来た。 長いお付き合いに感謝・・・。

 

Tokyo

   
 
 
ようやく出版に漕ぎ着けられそう な本のお打ち合わせに担当編集者M氏をお訪 ねする。重厚な過去の出版 物が並 ぶこのお部屋、独特な本の匂いがとても好 き。いろいろ拝見した気持ちをこらえ て打ち合わせに集中しなくては・・・。 人間国宝の染色家、芹沢 桂介氏のデザ インによる漢字のロゴも素敵だけれど、 ローマ字のロゴも美しい。

 

Roma

 
 
日本の仕事も一段落、ようやくパリへ戻る。アリタリアでローマに着くと もう 初 夏?サマータイムという事もあって、20時を過ぎてもまだ明るい。美 しい 真っ赤な夕焼けの中を飛ぶ。パリはグルーミーなお天気だけれど戻って 来ると やはり嬉しい・・・。

 

Paris

 
 
 
4月中はどこのブティックも復活祭のディスプレイ。シンボルのウサギや卵のモ チーフがとても可愛らしい。我が家の近くのシックなブティックは可愛 らしい と言うより、なんだか荘厳な雰囲気、お店のマダムもキビキビとまるでハイジの ロッテンマイヤー女史のよう・・・。

 

Parma

     
 
 
 

 

Parma

 
 
パルマから更に車で1時間のD教授お気に入りのリストランテで日曜日のランチ を満喫したあと、近くの街に寄りエスプレッソなどなど・・・。イタリ アは地 方の街もとにかく豊かで、やれカテドラルだの総督の館だの延々にあって、更に D教授は建築史家・・・。歴史的建造物の説明を聞いているうち に陽が暮れそう。

 

Torino

 
 

 

 

トリノの街は世界遺産に登録されている歴史的街区を持つ。その中のお城がトリ ノ大学の本校舎。主人の仕事で建築学科の教授をお尋ねする。見渡す限 りお城 の敷地で、遥か遠くに見えるのが建築学科のある棟。中に入るとミニマリズムも なにも、それどころではない「超バロック」な装飾に圧倒され る。この環境で 何かを「デザイン」することは、私には少し難しい・・・。伝統や歴史の素晴ら しさももちろん解るけれど、デザインという「無」から 形を生み出す作業には なかなか重い。

 

Torino

 
 
 
 
Lingotto リンゴットと呼ばれるフィアットの元工場を、レンゾ・ピアノのオー がナイズで再開発した商業施設を見学する。1923年に操業を開始、フランス 生まれのイ タリア人トゥルッコ氏の手掛けた設計が大変ユニークで、車の長い 生産ラインが一階から螺旋状に階上に上がるように出来ており、屋上はテスト コース になっている。敷地は40万平方で当時世界最大の工場と言われた。 ル・コルビジェは「産業界で最も印象的な景色、都市計画の手本」とまで言った そ う。再開発の後は2006年のトリノオリンピックでもプレスセンターやス ケート競技に使われた。とにかく巨大!

 

Milano

 
 
 
イタリアの全ての用事を終えてトリノから車でミラノへ向かう。ミラノ市内に 入ってからの渋滞は相変わらずで、ようやく夕暮れのパラッツィオに到 着。修 道院を改装したこのホテル、「歴史的建造物を質素なホテルに」というスペイン のパラドールのよう。

 

Milano

 
 
ようやく数日のヴァカンスのためウィーンに向かう。相変わらずの我が家、朝一 番のミラノ発に搭乗するためまだ夜明け前に車へ。レオナルド・だ・ ヴィンチ の最後の晩餐があるSanta Maria della Grazie 教会が夜露にぬれて美し い・・・。昨日の大渋滞のミラノと同じ街とは思えない静かな夜明け前。空港のラウンジで明け ていく空を眺めつつカプチーノを。ようやく目が覚め る。

 

Wien

 
 
 
diary index まだ8時前のウィーンに到着。早速車で市内へ入る。大聖堂の鐘の音を聞きなが らウィンナーコーヒーを頂く。本当に久しぶりのウィーン、そして本当 に久し ぶりの休日・・・。 page top

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